2009年 11月 19日
サッカー暴動って...。 |
そろそろイルミネーションも街中に設置され、お店のクリスマス商戦もいよいよ本格化です。
来年のカレンダーやらアジェンダやらも店頭に...もう今年も終りねモードです。
クリスマスの贈り物のこともあるし、集中的に買い物デーを作って、エクスやマルセイユあたりにも出かけて行きたいのですが...先週の手術のこともあって、まだ近所あたりをうろうろするぐらいで安静にしています。来週あたりにはそろそろ遠出もしたいものです。
さて、さて。
前回の日記で「わりかしフランスが好きになってきましたー」なんて内容のことを書いた私ですが。
先週末は「んんー、やっぱよく分からん。フランスって...」と思う出来事がありました。
テレビのニュースにふと目をやると、見慣れたマルセイユ中心街の風景が。
しかし、いつもと違って大変なことになってます。路上の車が燃え、港のボートも燃やされ、商店のウィンドーガラスが割られ....。
「あれ、何?また暴動かなんか起きてるの??」(フランスの暴動といえば=車燃やし)なんてよく見てみると。なんでもワールドカップ出場をかけたサッカーの試合で、アルジェリアVSエジプトの試合がカイロであったらしく、アルジェリアチームが負けたそうです。
で、なんでマルセイユで暴動?ってことなんですが。
さすがアルジェリア移民、そのルーツを持つ人が多く住むマルセイユ...。
おそらくフランスが負けても暴動は起きないと思うけど、アルジェリアが負けると騒ぎが起こるマルセイユです。
サッカーに負けた腹いせに、そんなこと関係ない人にまで迷惑をかけるとこが許せない、というか意味が分からん。
決して、アルジェリアとか他のマグレブ諸国には偏見は持ってなかったつもり(歴史上のフランスとの植民地関係とか実感も全くないし)ですが。
こーゆうのを見ると。「あーあの人たちは、まったく...」と思ってしまう。
ちょうど同じ頃、友人の家であったバーベキューでも。
それほど親しくもないけど、ちょうど近所の人に会ったので誘ったというアルジェリア人が何人か来ていたけど、手ぶらでやってきて、あるだけ食べ散らかして、ひととおり食べたらさっさと帰っていったり。
小さいことだけど、近所のスーパーでレジの順番抜かしも、だいたいここらの国のあたりの人たち。
なんだか自分だけ良ければそれでいいのーーー?!と思わされることが、実生活の中でいっぱいあります。
もちろん、みんながみんなというわけではないという前提のもと。
やっぱ、私たちの持っている普通の常識が通じないというか、アグレッシブすぎるというか....。
イヤでも変な偏見が自分の中でできあがっていくのが、ちょっとイヤです。
移民をたくさん受け入れているフランスだけど、実際の社会ではいつまでたっても移民は移民、色んな弊害を受けている事情は分かるけど。
そんなんだから、いつまでたっても何か問題が起きれば、「移民が悪い」と言われるのだよーとも思います。
燃やされたボートの持ち主の白人がインタビューを受けていたけど。
彼はもしかしたらお金持ちかもしれないけど、それでも高いボートを理由もなく燃やされたら腹立つだろうなー。「ちっ、アルジェリア人め!」と口にしないまでも思って当然でしょう。
教育とか雇用とか移民をとりまく環境には、深い問題があるけど、なんだかこーゆう暴動とかってほんと悪循環な社会のシステムの結果です。
と、ちょっとグチっぽくなったけど。
せっかくこの国に住むからには、少しでも平和で安全でナショナリティーによる弊害がない国になってほしいと単純に願うばかり。
「あーあいつらまたやってるわ」ぐらいに、当たり前に見過ごしてる一般市民の感覚も怖い、というお話でした、以上。
ちなみに昨夜、再びアルジェリアVSエジプト戦あり。
またこんな騒ぎが起きるんじゃないかと心配してましたが。
なんとかアルジェリアが勝利のため平穏無事。
サッカーごときで、こんな騒ぎになるなんて...まったくねぇ。
にほんブログ村
来年のカレンダーやらアジェンダやらも店頭に...もう今年も終りねモードです。
クリスマスの贈り物のこともあるし、集中的に買い物デーを作って、エクスやマルセイユあたりにも出かけて行きたいのですが...先週の手術のこともあって、まだ近所あたりをうろうろするぐらいで安静にしています。来週あたりにはそろそろ遠出もしたいものです。
さて、さて。
前回の日記で「わりかしフランスが好きになってきましたー」なんて内容のことを書いた私ですが。
先週末は「んんー、やっぱよく分からん。フランスって...」と思う出来事がありました。
テレビのニュースにふと目をやると、見慣れたマルセイユ中心街の風景が。
しかし、いつもと違って大変なことになってます。路上の車が燃え、港のボートも燃やされ、商店のウィンドーガラスが割られ....。
「あれ、何?また暴動かなんか起きてるの??」(フランスの暴動といえば=車燃やし)なんてよく見てみると。なんでもワールドカップ出場をかけたサッカーの試合で、アルジェリアVSエジプトの試合がカイロであったらしく、アルジェリアチームが負けたそうです。
で、なんでマルセイユで暴動?ってことなんですが。
さすがアルジェリア移民、そのルーツを持つ人が多く住むマルセイユ...。
おそらくフランスが負けても暴動は起きないと思うけど、アルジェリアが負けると騒ぎが起こるマルセイユです。
サッカーに負けた腹いせに、そんなこと関係ない人にまで迷惑をかけるとこが許せない、というか意味が分からん。
決して、アルジェリアとか他のマグレブ諸国には偏見は持ってなかったつもり(歴史上のフランスとの植民地関係とか実感も全くないし)ですが。
こーゆうのを見ると。「あーあの人たちは、まったく...」と思ってしまう。
ちょうど同じ頃、友人の家であったバーベキューでも。
それほど親しくもないけど、ちょうど近所の人に会ったので誘ったというアルジェリア人が何人か来ていたけど、手ぶらでやってきて、あるだけ食べ散らかして、ひととおり食べたらさっさと帰っていったり。
小さいことだけど、近所のスーパーでレジの順番抜かしも、だいたいここらの国のあたりの人たち。
なんだか自分だけ良ければそれでいいのーーー?!と思わされることが、実生活の中でいっぱいあります。
もちろん、みんながみんなというわけではないという前提のもと。
やっぱ、私たちの持っている普通の常識が通じないというか、アグレッシブすぎるというか....。
イヤでも変な偏見が自分の中でできあがっていくのが、ちょっとイヤです。
移民をたくさん受け入れているフランスだけど、実際の社会ではいつまでたっても移民は移民、色んな弊害を受けている事情は分かるけど。
そんなんだから、いつまでたっても何か問題が起きれば、「移民が悪い」と言われるのだよーとも思います。
燃やされたボートの持ち主の白人がインタビューを受けていたけど。
彼はもしかしたらお金持ちかもしれないけど、それでも高いボートを理由もなく燃やされたら腹立つだろうなー。「ちっ、アルジェリア人め!」と口にしないまでも思って当然でしょう。
教育とか雇用とか移民をとりまく環境には、深い問題があるけど、なんだかこーゆう暴動とかってほんと悪循環な社会のシステムの結果です。
と、ちょっとグチっぽくなったけど。
せっかくこの国に住むからには、少しでも平和で安全でナショナリティーによる弊害がない国になってほしいと単純に願うばかり。
「あーあいつらまたやってるわ」ぐらいに、当たり前に見過ごしてる一般市民の感覚も怖い、というお話でした、以上。
ちなみに昨夜、再びアルジェリアVSエジプト戦あり。
またこんな騒ぎが起きるんじゃないかと心配してましたが。
なんとかアルジェリアが勝利のため平穏無事。
サッカーごときで、こんな騒ぎになるなんて...まったくねぇ。
にほんブログ村
by stchamasian
| 2009-11-19 22:09
| 日常